永代供養の運営体は?
永代供養の運営体のほとんどは、寺院です。
でも、テレビCMや新聞の折り込み広告などで、民営墓地が永代供養を募っているのを見たことがありませんか?
埋葬地の石碑の建立や埋葬の管理運営は石材店で行って、年に数回、提携の寺院が法要や慰霊祭に来ていただくというシステムです。
また、墓地の経営には必ず宗教法人の名義が必要となるために、運営体は民間企業であっても、供養の主体は寺院、と呼んでもいいのかもしれません。
NPO法人が永代供養の受け入れをしてくれるケースもありますが、その場合も、供養の専門家として寺院などの宗教者に年に数回きていただくことがほとんどです。
永代供養 さまざまな形態
永代供養の墓標は自由度が高く、さまざまなものがあります。
〇永代供養墓
石材でモニュメント、ならびにカロウト部分を設計されたもので、野外に設置されます。個別墓を設ける形態、個別のロッカーを設ける形態、そして土中に合葬する形態など、そのスタイルは様々です。
また、期間も、一定期間(10年、13年、33年など)は個別に供養して、その期間を過ぎると合葬してしまう方法と、はじめから合葬にしてしまう方法と、永代供養をお願いする方の事情に合わせて様々な受け入れ方をしてくれることでしょう。
〇室内ロッカー型納骨檀
寺院の本堂や、専用の建物の中に設けられる納骨可能なロッカー。アルミ製や木製(表面や漆塗りや蒔絵がほどこされている)のものなどがあり、扉を開けるとその宗旨の本尊が飾られているパターン(ミニ仏壇と呼んでもいいほどの造り)だったり、ただ遺骨の収納だけを目的としたシンプルなものまで、さまざまです。予算によって選ぶことができます。
こちらも、供養の期間は一定期間室内で骨壺に入った遺骨を預かり供養して、その期間が過ぎると合葬にするというケースがほとんどでしょう。また、一時預かりの受付をしているところもあります。
〇マンション型納骨堂
ビル1棟がそのままお墓だという発想です。遺族は参拝ブースにお参りに来るわけですが、ICカードをかざすことでバックヤードから自分の家の遺骨が運ばれてくるというシステム。物流システムを応用して、遺骨はピックアップクレーンを用いてあっという間に運ばれてくるとのことです。これなら土地のない都心部でもお参りができます。
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